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進撃の巨人

【進撃の巨人】巨人の祖ユミルフリッツとは誰?豚を逃した理由や契約の意味

進撃の巨人 ユミルフリッツ

(進撃の巨人「巨人の祖」ユミルフリッツの正体とは?)

 

ユミルフリッツは進撃の巨人の物語後半で「巨人の祖」といして登場する過去キャラクターですが、

「誰…?」となってしまった方も多いのではないでしょうか。

(このあたりストーリーがちょっと難解)

この記事では、巨人の祖ユミルフリッツの正体について解説します。

ネタバレを含みますので、ぜひ進撃の巨人の漫画やアニメ本編をご覧になってから読んでてみだください。

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巨人の祖ユミルフリッツの正体とは?

始祖ユミルはマーレ政権下では「悪魔の使い」、エルディア帝国の時代では「神がもたらした奇跡」、または、「有機生物の起源」と接触した少女といわれています。

しかし、その正体はかわいそうな奴隷の少女でした。

奴隷だったユミルフリッツは光るムカデのような何かと接触して巨人の力を得ます。

この光るムカデについては最終回でも出てきましたが、詳細については描かれることはありませんでした。

そして、ユミルフリッツは死後、魂を九つに分けてエルディア帝国を発展させました。

いわゆる九つの巨人ですね。

豚を逃した理由は?

豚を逃した犯人探しでユミルフリッツが他の奴隷仲間に指を指されるシーンがありました。(原作122話、アニメ80話)

この時、周りの大人たちがユミルフリッツを犠牲にして、自分達は助かろうとしたように描かれています。

ですが、実は濡れ衣ではなく実際にユミルフリッツ自身が豚を逃したことが原作135話で明かされました。

ではなぜユミルフリッツは自ら豚を逃したのでしょうか。

これまでも進撃の巨人では過去と現在の対比や人は同じ過ちを繰り返すというメッセージが多かったので次のような考察をしました。

ユミルフリッツが豚を逃した理由は、「単なる好奇心」であるということです。

まず、過去回想でユミルフリッツの目には影が描かれていましたが、豚を逃したシーンではしっかり目が描かれています。

これはユミルが自らの意思で行ったということになります。

また、子供ゆえの好奇心で失敗した人物が他にもいましたね。

それは妹を連れて壁の外に出たグリシャイェーガーです。

好奇心で壁を出たばかりに妹を失うはめになってしまいました。

ユミルフリッツが好奇心で豚を逃したとすれば、共通点があるように思います。

最終回にて結局パラディ島で戦争が起きたのもそうですが、人は過ちを繰り返すというメッセージが込められているのではないでしょうか?

契約の意味とは?

マーレでは「大地の悪魔」と契約したと教えられていましたよね。

これはマーレ国にとっては大量虐殺をした元凶だったため、まさに悪魔の使いということですね。

しかし、実際はユミルフリッツは光るムカデと接触しただけで、巨人の力を得ていて、何か特別な契約は結ばれていないように見えます。

ユミルフリッツの目的とは?

ユミルの目的は多くの苦しみから自由になりたいということではないでしょうか。

光るムカデと接触してなにが起きたかはわかりませんが、いわゆる四苦からの解放を望んだのだと思います。

巨人の力は圧倒的な力だけでなく、治癒能力も備わっており、病気になることもなく、死のない世界(道)で永遠に生き続けることもできます。

しかし道の世界で2000年間の奴隷生活を送り、もう自由になりたいという望みがあったのだと思います。

ユミル・フリッツの死後

ユミルフリッツは死後、マリア、ローゼ、シーナの3人の娘に体を食べられます。
巨人が人を食べる理由もここにあると言われていますね。

その後、死のない孤独な世界で九つに魂を分け、2000年間巨人を作り続けました。

ユミルフリッツが巨人を作る理由もフリッツ王に命令されたからです。

そして、継承者が巨人の力を欲するたびに途方もない時間をかけて巨人を生み出しました。

ミカサの頭痛

最終回で、ミカサの頭痛はユミルフリッツがミカサの行動をずっと見ていたからということが明らかになりました。

エレンの発言からもわかるように、自由を求めて2000年間苦しんだ結果、その苦しみから解放してくれる人物がミカサだったということです。

苦しめられていた「愛」の呪縛

ではなぜミカサが苦しみから解放してくれる人物だったのでしょうか。

奴隷として不自由さを感じていたユミルフリッツでしたが、もうひとつ大きな苦しみを抱えていました。

それは愛の苦しみです。

エレンも信じられないと言っていましたが、ユミルフリッツは自らを地獄に落としたフリッツ王を愛していました。

愛するが故に従順に従い続け、2000年もの間たった1人で巨人を作り続けてきたのです。

愛する人を殺す決断ができないという点でミカサと共通点を見出したユミルフリッツは、ミカサがどんな決断をするのかずっと見ていました。

そして、ミカサがエレンを自らの手で殺した時に、それでいいんだと安心したように笑顔を見せたのです。

自ら選んだ巨人を作らないという世界

最終回でミカサのもたらした選択の結果、巨人の力がこの世からなくなると説明されました。

これは、愛する人を殺す決断をしたミカサを見て、ユミルフリッツも暗殺されそうな王を庇わず、見殺しにする決断ができたということです。

それにより、結果的にユミルフリッツは娘達に体を食べられる事もなく、巨人の力もユミルフリッツの代で消え去ったのです。

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