最終回に向けて盛り上がりを見せている進撃の巨人。
現在放送中のファイナルシーズンのアニメでは、
104期メンバーの1人である「サシャ」がツイッターでトレンド入りするほど話題になっていましたね。
現時点で気になるのがこの作品の「黒幕」ですが、
地鳴らしを発動させて今や調査兵団と敵対関係にある、やっぱりエレンなのでしょうか?
今回は、進撃の巨人の黒幕の正体について考察していきたいと思います(ネタバレを含みますので注意してください)
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ヒストリアの子供の意味は?
第134話でヒストリアが出産しています。
さらに、その後のコマで地鳴らしの犠牲になっていく人々が描かれていました。
(ヒストリアの出産の「生」と地鳴らしの「死」の対比が印象的な構成になっています)
地鳴らしで失われていく命が「絶望」とするならば、ヒストリアの出産は「希望」だと読み取れますね。
第130話でエレンがヒストリアに次のように言っています。
「お前に島の生贄になるためだけに生まれる子を産ませ、親子同士を食わせ続けるようなマネはオレがさせない」
この言葉から、エレンがヒストリア親子の身を案じていることは間違いありません。
エレンが今のまま黒幕だったとしても、ヒストリアの子供の存在が何らかの「救い」になるのではないでしょうか。
エレン=始祖ユミルに導かれている
第122話の座標の世界で、エレンが「オレをここまで導いたのはお前なのか?」と始祖ユミルに問いかけていました。
さらに続けてエレンが「待っていたんだろずっと、二千年前から誰かを」と始祖ユミルに言っています。
エレンの言葉に、それまで表情が無かった始祖ユミルが歯を食いしばって涙を流していました。
始祖ユミルの表情はエレンの言葉を肯定していると考えるのが自然です。
エレンの言葉どおりだとすると、作品の黒幕はエレンではなく始祖ユミルということになりますね。
根強いミカサ黒幕説
「進撃の巨人」は「マブラヴ オルタネイティブ」というゲームの影響を強く受けていることを作者が公言しています。
ここで注目したいのが「マブラヴ オルタネイティブ」では、主人公が目覚めて死ぬループを繰り返すことです。
第1話でエレンが意味深な目覚め方をして物語が始まっています。
さらに、作中でミカサによるループを匂わせるシーンが多々ありました。
それらを照らし合わせると、ミカサによってエレンがループしていると思われます。
ただし、これまでのミカサの言動からミカサ本人の自由意志でループが発動しているとは考えにくいです。
何かの条件が整ってループが発動すると思われるので、ループのメカニズムがどういったものか気になりますね。
アルミンが黒幕?=エレンのセリフがヒント
ウォール・マリア最終奪還作戦で、エルヴィンとアルミンの蘇生をめぐって内輪揉めがありました。
その際にエレンが「人類を救うのはオレでも団長でもない、アルミンだ!!」と言っています。
一見すると、アルミンを想ってエレンが感情的になっただけのセリフです。
しかし第137話現在では地鳴らしが止まり、アルミンがエレンを倒すキーマンになっています。
このことから、前述のエレンのセリフを伏線として深読みすることができますね。
アルミンのナレーション
アニメではアルミンの声優が作品のナレーションをしています。
「進撃の巨人」に限らずアニメにおいて、主要キャラクターの声優がナレーションを兼務することはよくあることです。
しかし声優ではなく、アルミン自体がナレーションをしていると考えてみましょう。
そう考えると、アルミンが作中のストーリーを昔話として語っているように受け取ることができます。
アルミンがヒストリアの子供に昔話を語っていたら、凄く綺麗な形で作品が完結しますね。
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