アルミンとアニは進撃の巨人の作中で数少ない成功したカップルと言えるのではないでしょうか。
実は進撃の巨人の中での恋愛はうまくいかないものばかりでした。
例えば、フランツとハンナ、ベルトルトとアニ、サシャとニコロ、マルロとヒッチ、エレンとミカサ、始祖ユミルと初代フリッツ王などです。
そんな中、最終的に結ばれたのではないかと思われるのは、ガビとファルコ、そしてアルミンとアニです。
(ネタバレを含みますので、まだアニメ・漫画作品を視聴されていない方はご注意下さい)
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【進撃の巨人】アルミンとアニの関係をネタバレ考察
進撃の巨人作品内でのアルミンとアニの関係性と心理の動きについて、時系列で見ていきましょう。
なれそめと伏線(いつから好きだったのか?)
最初のふたりの会話シーンは、捕獲した2体の巨人が何者かによって殺された事件の後でした。(原作21話、アニメ16話)
アニ「あんた弱いくせに根性あるからね」
アルミン「あ…ありがとう」
アルミン「アニってさ…実はけっこう優しいよね」
アニ「…は?」
この時はお互いを意識したというより、お互いを認めているという感じでした。
では、アルミンとアニはいつからお互いを意識していたのでしょうか。
それは結晶化したアニにアルミンが会いにいっていたころからと言えるでしょう。
また、のちに復活したアニとアルミンがお互いの好意に気づくシーンでは、アニはアルミンに、なぜ何年間も会いにきてくれたのかと聞きます。
そして、アルミンはアニに会いたかったからだと告白しました。
ここで出てくるのが次のアニのセリフです。
アニ「もっと明るくて楽しい子とかいたでしょ」(原作131話)
これは裏を返せば、アルミンの周りに自分よりも明るくて楽しい子はいないで欲しい、ということにも捉えられます。
アニの卑屈さや可愛さが表現されていますよね。
【ゲスミン】ライナーやベルトルトをだますためにアニを利用した?
ライナーとベルトルトに捕まったエレンを助けるため、アルミンは2人に嘘をつきました。
それは、アニが現在拷問を受けているということです。
実際はアニは結晶化しているので、拷問は行われていません。
これは、ベルトルトがアニのことを好きだと知っていたアルミンがベルトルトの動揺を誘うためについた嘘でした。
その時のアルミンがゲス顔だったことで一部ではゲスミンと呼ばれています。
また、同じようにアルミンはベルトルトと最後の交渉に臨むときにもアニをダシに使っている様子があります。
【アルミン→アニ】思いの変化を考察
初めてアルミンのアニに対する好意がわかる場面が描かれたのは、アニに触れようとしたアルミンをヒッチがからかった時です。(原作110話、アニメ71話)
アルミンの動揺っぷりから、アニに好意を抱いていることがわかりますよね。
また、レストランでエレンがアルミンの恋心が本当に自分のものなのか、ベルトルトの記憶がそうさせているんじゃないかと言うシーンがあります。(原作112話、アニメ73話)
このときのエレンは、アルミンとミカサを遠ざけるためにわざとふたりを傷つけるような発言をしていたことが最終回で明かされます。
つまり、エレンの発言は嘘だったということになるので、アルミンのアニへの好意はアルミン自身のものということになりますね。
それまでは、アニを利用する場面も多くありましたが、アニに会いに通っているうちに好きになっていったのではないでしょうか。
【アニ→アルミン】思いの変化を考察
アニもアルミンと同じく、ずっと会いにきてくれるアルミンに好意をいだくようになっていきました。
ヒッチがからかっていたので、アルミンが自分に好意をもっているかもと意識していたのかもしれませんね。
原作132話ではアルミンを見つめているところをミカサに見られてしまい、アルミンが好きだとバレてしまいます。
また、最終回でも船の上でアルミンを見つめて頬を赤らめるアニが描かれています。
その後の2人については描かれませんでしたが、おそらく結ばれ幸せに暮らしたのだと思います。
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