原作漫画が最終回まで残り数話となって、いよいよ完結までのカウントダウンが始まった「進撃の巨人」
残り数話となった現在でも、ミカサ関連で未だに回収されていない伏線があります。
そんなミカサ関連の伏線を、これまでのミカサの言動から分析して考察していきたいと思います。
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エレンによるミカサの頭痛の原因
ミカサの頭痛はこれまでに8回起きていて、その全てに共通点があります。
それは、ミカサにとって身近な人物が生命の危機にさらされている時です。
ニコロのレストランで、エレンからミカサの頭痛の原因が語られています。
エレンいわくミカサの頭痛は、エレンを宿主としてアッカーマンの力に目覚めたミカサが、
「本来の自分が宿主の護衛を強いられることに抵抗を覚えて生じる」
というものでした。
エレンは嘘が下手?
でもそうなってくると、カルラが巨人に食べられた時や超大型巨人戦で黒焦げになったアルミンの時など、宿主とするエレン以外に対して起こる頭痛の辻褄が合わなくなります。
また、同じアッカーマンであるリヴァイやケニーには、頭痛が起こる描写はありませんでした。
あのエレンの話は後にアルミンが、エレンが無理矢理ついた嘘だと察していました。
このことから「ミカサの頭痛」は伏線として、まだ未回収であることは間違いありません。
キヨミの目的=地下資源じゃなくミカサ
キヨミはパラディ島の地下資源を産業にしようと計画しています。
兵団との会談でキヨミが地下資源を求めるあまり、露骨にヨダレを垂らしていました。
しかし、その後のコマでキヨミの不自然な口元のアップが描かれていて真意は怪しいです。
キヨミは会談の後も何かとミカサを気にかけています。
もしキヨミが守銭奴で地下資源だけが目的だとしたら、パラディ島と国交を結んだ後のミカサは用済みのはずです。
地下資源は表向きの方便で、キヨミの本来の目的はミカサにあるように思います。
ミカサの刺青の秘密
ミカサは刺青が証として、ヒィズル国の将軍家の末裔だとされています。
キヨミはジークとの密談でミカサを欲していると言っています。
刺青のことは秘密だったため、ミカサは日頃から刺青を隠していました。
これはミカサの刺青に、公にはできない何かの力があると考えるのが自然です。
そう考えると、「キヨミのミカサへの執着」と「ミカサの刺青を秘密にする理由」の辻褄が合いますね。
ミカサによるループ説
第1話で、ミカサが「いってらっしゃい」と声をかけた後、エレンが夢から目覚めています。
そこで、エレンがミカサの髪が長いことに違和感を持ちます。
つまり、エレンの夢の中のミカサは現在の短い髪だったということです。
その後エレンが泣いていたので、夢の内容は悲劇的だったのでしょう。
実はエレンの見ていた夢は未来の話で悲劇的な未来を初めからやり直すため、ミカサがエレンを物語の最初にループさせた可能性が高いです。
(ミカサの「いってらっしゃい」は、過去へ「いってらっしゃい」と読み取れます)
さらに、トロスト区攻防戦で頭痛が起きた時のミカサのセリフで、
「またこの痛みを思い出して…また…ここから始めなければいけないのか…」
という、ループを思わせる意味深なことを言っています。
ミカサの刺青=ループ能力?
トロスト区で、避難する母子をミカサが助けた際にも頭痛が起きています。
その時にミカサの過去の回想が入り、ミカサが母親から刺青を彫られていました。
この時の回想の入り方が、頭痛の痛みと刺青を彫られた時の痛みが連動しているように見て取れます。
この刺青をもって、「ループ能力」が母親からミカサに継承されたと思われます。
以上のことから「刺青の力でループが発動」し、ループが発動する際の合図として「ミカサの頭痛」が起きているのではないでしょうか。
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