ゲド戦記

ゲド戦記が怖い!トラウマなシーンの意図やホラーな都市伝説を解説

ゲド戦記と言えば怖いシーンや設定が数多くある作品として知られていますね。

この作品を見て、

  • 何であえてこのシーンがあるの?
  • これはどういう意図なの?

と疑問に感じてしまったという方も多いでしょう。

今回は、ゲド戦記作品中の「怖いシーン」について、制作側の意図を分析しつつ解説していきます。

ゲド戦記とはどんなお話?あらすじを再確認

ゲド戦記 怖い

まずはゲド戦記のあらすじを再確認しておきましょう。

>>飛ばす方はこちらをクリックしてください(怖いシーンの分析に飛びます)

ゲド戦記とは、スタジオジブリが制作した長編アニメーション映画です。

原作はアーシュラ・K・ル=グウィンの小説ゲド戦記の第三巻さいはての島へであり、そこに宮崎駿の絵物語シュナの旅を原案として取り入れ、宮崎吾郎監督・脚本の独自解釈で作られた作品です。

物語の舞台はアースシーと言われる魔法が存在する世界。

そんな世界に突如として西海域に住む竜が東海域である人間の世界に現れます。そして同時に各地で作物が枯れたり、家畜が倒れる、そして魔法が使えなくなるなどの災いが起こり世界の均衡が崩れ始めます。

原因を探る旅をする魔法使いのハイタカは、道中主人公のアレンと出会い二人で旅をすることになります。

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旅の中二人はホートタウンという都城にたどり着きますが、そこは世界の均衡が崩れた影響でスラム化していました。

街をさまようアレンの前に人狩りに襲われているヒロインのテルーが現れ、彼女を救い出します。しかしテルーはアレンを拒絶。

そしてハイタカはクモという魔法使いが、生死両界の扉を開けたことで世界の均衡が崩れつつあることを探り出しました。

これが映画版ゲド戦記のあらすじです。

ゲド戦記で【怖い】といわれることの多いシーン

一般的に、ゲド戦記の作品中の描写で「怖い」といわれるのは以下の3つの点ですね。

  1. 主人公アレンが「親を殺している」という設定
  2. テルーの悲惨な過去
  3. 世界の「均衡が崩れる」という設定
  4. 悪役のクモ

それぞれの内容について、順番に見ていきましょう。

1.主人公アレンが「親を殺している」という設定

主人公であるアレンはエンラッドという国の王子なのですが、物語の冒頭で父親である王様を刺し殺しています。

スタジオジブリらしからぬ非常にショッキングなシーンです。

何故刺し殺してしまうのか、その理由は作中では具体的には明記されていません。

アレン自身も分かっていない様子で

「わからないんだ、どうしてあんなことをしたのか」
「ダメなのは僕の方さ。いつも不安で自信がないんだ。それなのに時々、自分では押さえられないくらい、凶暴になってしまう」

と発言しています。

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しかしこれは、世界の均衡が崩れている影響によるものだと考えられています。

ゲド戦記のキャッチコピーは「父さえいなければ、生きられると思った」です。

アレンは王族として生きる日常の閉塞感や思春期特有の精神的な不安感を抱えていたと推測でき、世界の均衡が崩れてしまった影響で心のバランスも崩れ悪い方に働きその結果衝動的に父親を刺し殺してしまった、と考えられます。

2.テルーの悲惨な過去

本作のヒロインであるテルーですが彼女もまた多くの人たちから怖がられています。

理由は特徴的なその容姿で、顔の左半分にやけどを負っています。

やけどの理由は彼女のその悲惨な過去にあります。

テルーは幼少期に両親から虐待を受けて捨てられるという惨い扱いを受けていました。
その虐待と言うのが火の中に放り込まれるというものです。

結果顔の左半分にやけどを負ってしまったのです。

映画では顔の左半分だけで綺麗な歌声を披露したテルーですが、原作では設定が違いさらに酷い扱いを受けています。

原作でのテルーは5歳くらいの幼女で、父親と周囲の男たちに性的暴行を受け、火に投げ込まれ殺されそうになっています。

命は助かりましたがそのせいで、容姿は貌の右半分がやけどによってケロイド状になってしまい、片目も失っています。さらに右手もほとんどの指がくっついてしまい機能を失っており、後遺症で歌うことはおろか喋ることも出来なくなっててしまうというあまりにも惨い仕打ちを受けています。

3.世界の「均衡が崩れる」という設定

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ゲド戦記は均衡が失われつつある世界を元に戻すというストーリーです。

世界の均衡が崩れるとどうなってしまうのか、前述したとおり作物は枯れ家畜は倒れ魔法が使えなくなってしまいます。しかし作中で最も分かりやすいのはホートタウンの描写です。

アレンとハイタカが訪れたホートタウンは元々は貿易で栄えていた港街だったのですが、世界の均衡が崩れてしまった影響でスラムとかしています。

ハジアという麻薬が横行し路地裏では意識が混濁してしまって動けない人が何人もおり、商店はないまがい物で溢れかえっています。また治安が悪くなった影響で奴隷制度があり、人間が普通に奴隷として売られていて奴隷を売るために人をさらう人狩りも存在している程です。

世界の均衡が崩れる影響は凄まじく、人間の醜さや欲望というものがホートタウンという街から分かりやすく伝わり、その恐怖と危機感というものを抱くことが出来ます。

4.悪役のクモ

ゲド戦記において全ての元凶であるのが、クモという魔法使いです。

魔女のような容姿が特徴的ですが実際は男です。

クモは生死両界の禁断の扉を開き永遠の命を得ようと企んでいました。しかし扉を開けてしまった影響で世界の均衡が崩れ多くの犠牲が出ています。

そんなクモですが、アレンに倒されてしまう最後がトラウマとして有名です。

冷酷さとミステリアスさを持ち合わせたような見た目をしていたクモですが、最後は醜い髑髏のような容姿に変貌してしまいます。

目玉は無くなり、髪の毛も抜け落ちてしまい年老いた老婆のような容姿になってしまいます。

まさに死そのものを表現しており、不老不死になりたがっていたクモにとって最も哀れな最後となっています。




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