千と千尋の神隠しの作中で節子(ジブリの別作品「火垂るの墓」に登場するキャラクター)がいるという説をご存知でしょうか?
その場所は沼原駅と言われています。
これはある種の「都市伝説」としてファンの間でうわさになっているものです。
どういう根拠があるのか?紹介しましょう。
[quads id=6]
「駅で電車を待つ少女=節子」説の根拠を検証
千と千尋の世界で銭婆のところへ向かう途中、節子らしき人物が沼原駅にいました。
なぜ、ファンの間でこの都市伝説がうわさとしていわれているのか。
↓その根拠としては以下の3つがあります。
- 亡くなったはずの兄の清太を「駅」で待っている
- 「別の世界への転生」という世界観
- なぜ、あえて「限りなくシルエットが節子に似ているキャラクター」を登場させたのか不明であること
それぞれの内容について、順番にみていきましょう。
【根拠①】亡くなったはずの兄の清太を「駅」で待っている
千と千尋の世界はもともと千尋たちがあるトンネルをくぐった結果として迷いこんだ先に広かった世界でした。
これは死者の魂でさえも例外ではありません。
作中で釜爺が「昔は戻りの電車もあったのだが、最近はいきっぱなしだ」と言っていることから、
電車内の乗客はあの世へ逝こうとしており、乗客の顔は半透明ではっきりとしていません。
また、千尋たちが乗り込んだ電車は海原電鉄が運航しています。
その電車は「死者を乗せるため」、つまりあの世逝きの電車なのです。
その世界観からすれば、節子はたまたまその電車に乗って沼原駅で降り、
顔が半透明で断定はできませんが、兄の清太を待っていることがうかがえます。
【根拠②】「別の世界への転生」という千と千尋の世界
節子は火垂るの墓の世界で栄養失調(汚染物質を過剰に取り込んだ説も)により他界しました。
しかし、不思議なことに気が付いたら千と千尋の世界の沼原駅にいたという可能性です。
先ほど少し説明しましたが、千尋が湯婆婆がいる世界に迷いこんだことから、「特定の人物」を招いている、つまり千と千尋の世界が人物を招いているというわけです。
火垂るの墓はジブリ作品なので、何らかの理由で節子が招き入れられた、あるいは転生したと考えられます。
そう考えると、他の作品に出てきてもおかしくないかもしれませんが……
【根拠③】なぜ、あえて「限りなくシルエットが節子に似ているキャラクター」を登場させたのか不明であること
そもそも「節子」ではなく、限りなく節子に似たただの少女だったとすれば、納得がいくでしょう。
沼原駅にいた節子らしき人物の等身サイズを特殊な方法で計ってみると、火垂るの墓に登場した節子の身長とは異なるのです。
少なくとも沼原駅にいた謎の少女の方が1等身〜1等身半ほど高く、節子ではない可能性があります。
死者は成長しないという概念を適用したとすれば、なおさら節子である可能性が低くなります。
とはいえ、制作側としては遊び心で節子に似たキャラクターを出したのでしょう。
ジブリ作品のキャラクターを「隠しキャラ」として出せば話題になりますね。
節子以外にも千と千尋の世界に迷い込んだキャラクターがいる?
節子以外にも千と千尋の世界に迷い込んだと思われるキャラクターがいます。
それぞれ作品中のどの場面で登場しているのか、紹介していきます。
メイ(となりのトトロ)
となりのトトロでメイはお母さんの病院へ行く道中、道に迷ってしまいました。
姉のさつきはメイが失踪したことであわてていました。
最終的にはトトロに頼んで、ネコバスでさつきがメイを探しあてて事なきを得ますが、実は節子らしき人物はメイである可能性があるのです。
お母さんのところへ向かっていたはずが、なぜか千と千尋の世界の沼原駅にいたということで、呆然と立ち尽くしていることでしょう。
失踪時にスカートをはいていましたので、可能性はゼロではないです。
ジジ(魔女の宅急便)
魔女の宅急便でキキの相棒役として旅に同行した黒猫です。
一時的にキキの魔法力が落ちて会話(猫語を理解)ができなくなったことで、ジジと距離をとっていたことがあります。
その時に千と千尋の世界にやってきたのではないでしょうか。
ジジだと断言できる猫のシーンはなかったものの、坊の部屋にあるクッションにイラストとして描かれていたことから、ジジのような黒猫は千と千尋の世界にはいたことになります。