
(スネ夫の弟「スネツグ」とは?養子に行った理由って?)
ドラえもんの登場人物であるスネ夫には、弟がいることをご存知でしょうか?
彼の名前はスネツグ。
正真正銘、スネ夫とは血のつながった兄弟です。
しかし、なんと彼は「おじさんのところに養子に出されている」というなかなか複雑な設定のキャラクターなのです。
- スネ夫の弟が養子に出されてしまったのはなぜなのか?
- 彼の性格が「養子に行く前後で激変した」のはなぜなのか?
- アニメや原作漫画での出番がほとんどないのはなぜなのか?
などなど、スネ夫の弟スネツグについて説明していきます。
これはドラえもんファンには必須の豆知識(都市伝説)です!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
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なぜスネツグは家にいないの?
スネツグはスネ夫と一緒には暮らしていません。
その理由は、スネツグがニューヨークにいるおじさんのところに養子に行ってしまったからです。
ちなみに、原作マンガの連載当初はスネツグはまだ日本にいました。
(養子に行く前の登場シーンが何度かあります)
↓登場シーンは以下の全3回です。
- アリガターヤ
(藤子・F・不二雄大全集:ドラえもん1) - お化けたん知機
(藤子・F・不二雄大全集:ドラえもん2) - お返しハンド
(藤子・F・不二雄大全集:ドラえもん4)
↓いずれの回も通常のコミックスには収録されておらず、
「藤子・F・不二雄大全集」に収録されています。
一方、養子に行った後の出番は現在(2021年4月)までたったの1度きりです。
そこでは日本に一時帰国したスネツグの様子が描かれています。
養子に行ったきり、
↓その後の出番はコミックス40巻「スネ夫は理想のお兄さん」の1回だけです。
スネ夫の実の弟=スネツグが養子に行った本当の理由…
養子に行くなんていう設定、少年マンガらしくない…。
そう感じたあなたは素晴らしいです。
実はこの養子に行ったという話、
作者の藤子・F・不二雄先生による「後付けの設定」なのです。
具体的には、コミックス40巻「スネ夫は理想のお兄さん」でスネツグに会ったときののび太のセリフが根拠になります。
「何年も前 養子にもらわれていったスネツグくん。ずいぶん大きくなったなあ。」
ここで「スネツグが養子に行った」という設定が初めて明かされます。
のび太は数年ぶりにスネツグに会ったような発言をしていますが、
ドラえもんの世界では作中で登場人物が歳を取ることはありません。
つまりのび太が数年ぶりにスネツグに会ったとするならば、養子に行く前のスネツグとのやり取りはなかったことになります。
つまり、原作初期の設定との矛盾が発生してしまっているのです。
出番がなかった理由を後付けで考えたためと考えられますね。
実の兄弟なのに、めったに登場しないのは不自然ですから、
そこで、久しぶりにスネツグを登場させるにあたって、養子に行っていたという設定をつけ足して、つじつまを合わせたというわけです。
長期連載の人気漫画ならではの裏事情ですね。
スネツグの性格は「養子に行く前後」で激変している
続いては、スネツグの性格についてです。
実は日本にいた原作初期の頃と、久々に再登場して帰国したときとでは、性格が激変しています。
養子に行く前後で、彼の性格がどのように変化したのか?ご紹介しましょう。
1.日本にいたときのスネツグの性格
まずは原作初期で日本にいたときから。
このときは一言で言えば「スネ夫と同じような性格」です。
スネツグはスネ夫と協力しながら、のび太にビックリ箱を開けさせて驚かす、といった行動をしており、
いたずら好きの性格の子供として描かれています。
2.ニューヨークに行った後のスネツグの性格
一方、ニューヨークから一時帰国した際のスネツグは、兄のスネ夫を尊敬する素直な性格になっています。
スネ夫についてたずねられたときの、スネツグの発言がこちら。
「大好き!そんけいしてる。」
「ぼくも兄さんに負けない、りっぱな少年になるの。」
日本にいたときの面影すらない激変ぶりですね。
ニューヨークに行って成長したと思えばギリギリ納得はできますが、本当に同一人物なのかどうか…。と疑いたくなるレベルです。