漫画もアニメも大人気の「ドラえもん」ですが、
実はドラえもんが「ちょっとだけ(3mm)浮いてる」って話、知っていました?
これ、都市伝説と言われることもありますが、ちゃんと原作の設定にある事実なんです。
いったいどういうことなのか、説明します!
反重力装置:ドラえもんが「3mm浮いてる」理由と仕組み
ドラえもんが浮いているのは、彼の足に「反重力装置」が組み込まれているからです。
これのお陰で床は汚れないですし、
靴も履かないで済む便利な未来の技術というわけです。
ちなみに、この「反重力装置」が現代の技術で可能かどうかについては、
↓KADOKAWAから出版されている「空想科学読本」の第10巻に記載されています。
空想科学等本はウルトラマンやドラえもん、マジンガーZといった有名アニメの設定が、
現代の科学で本当に可能なのか?を解説するシリーズ本です。
おもしろいので興味のある方はこちらも読んでみてくださいね。
ドラえもんが浮いてる設定になったのはいつから?
原作者の藤子・F・不二雄先生は、
ドラえもんが浮いている事を知らなかったそうです。
「原作者が漫画の設定内容をしらないってどういうこと?」って思いますよね。
どういうことかというと、以下のような話です。
「ドラえもんが浮いている」という話は、
1970年代に「ドラえもん百科」という本で広がりました。
これは藤子先生のアシスタントである、
方倉陽二さんという方が書かれた本なんですね。
「ドラえもん百科」には、
ドラえもんの身長、体重、3サイズ、胴の長さ、足の長さ。
言うと嫌がる言葉集、などマニアックな情報が多く掲載されています。
藤子先生はこの本が出た後に初めてこの設定を知ったそうです。
↓そして後に藤子先生が手掛けた「2112ドラえもん誕生」にて設定が公式化、世間に広がりました。
ちなみに「2112ドラえもん誕生」では、
- ドラえもんの初恋相手や、
- ドラえもんが何故青くなったのか?(最初は黄色だった)
- ドラえもんは実は落ちこぼれだった!?
などなど数々のエピソードが盛り込まれているんです。
オススメですよ。
ドラえもんは浮いているはずなのに「足あと」?
このように、ドラえもんが「浮いている」という設定は、後から追加されたものでした。
そのため、最初の頃のコミックス版ではドラえもんの足跡が描写されている事が多いんです。
1991年公開の映画『のび太のドラビアンナイト』でも砂漠を歩いたときに、
ドラえもんの足跡が残る場面もありました。
現在では中々ない、面白い経緯ですよね。
「PTAからの苦情」がきっかけで作られた設定ってどういうこと?
「ドラえもんが浮いている」という設定、
実はPTAからの苦情がきっかけで作られた設定だったんです。
具体的には、
「ドラえもんが家の出入りの際に靴を脱ぎ履きしていないのはおかしい!!」
という問い合わせがあったそうです。
確かに土足で家に上がり込んでるというのは教育上悪そうですね…
その問い合わせが原因で、
ドラえもんが3mm浮いているという設定が追加されたというわけです。
後付けとは思えない見事な設定ですよね。
ちなみにこの設定は、
スネ夫がドラえもんを転ばせようとして、バナナの皮を道路に置く。
ドラえもんがその上を通るも、浮いているため転ばない、
というエピソードで広く世の中に知られるようになりました。
まとめ
国民的人気アニメ「ドラえもん」
みんなが知っているけれど、実は意外と知られていない。
そんな設定や、都市伝説が多い魅力的な作品なんです。
この記事を読んでくださった方も、都市伝説を探してみてはいかがでしょうか。