我妻善逸(あがつま ぜんいつ)は金髪でヘタレな性格ではありますが、鬼殺隊の最終試験を合格した実力者です。
善逸の表面的な部分だけみると、戦い向きのキャラクターとは言えません。
その流れの通り、最終話までに善逸は死亡するのでは?
という「死亡説」がファンの間でもとりざたされることが少なくありません。
原作がラストまで終了した現在はそうでないことが明らかになっていますが、
作中でいくつか死亡フラグが立っていて心配になってしまうシーンはありましたね。
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善逸「死亡説」が広まった要因について考察
↓善逸の「死亡説」が広まった要因として、以下の4つが考えられます。
- もともとの善逸の口癖「死ぬ」
- 那田蜘蛛山編で蜘蛛野郎と戦って瀕死の状態になったこと
- 善逸が「気絶・仮死状態」になるともう一人の自分が登場したこと
- 善逸の師匠にあたる「じいちゃん」の死亡が関係している可能性
1.もともとの善逸の口癖「死ぬ」
善逸は強敵の鬼と対峙すると、登場初期の頃には「ギャー」「ひぃいい」「死ぬ」などのセリフを連呼していました。
鬼殺隊なのに戦いたくない気持ち丸出しですね。
そんな善逸だから検索キーワードに「善逸 死ぬ」から「善逸 死亡」という風に変化していった可能性があります。
個人的には善逸のようなキャラクターこそしぶとく生きていると感じますね。
2.那田蜘蛛山編で蜘蛛野郎と戦って瀕死の状態になったこと
那田蜘蛛山編で善逸は蜘蛛野郎と戦って瀕死の重傷を負ってしまったのです。
要因として、入山前に炭治郎たちに置いていかれたものの、襧豆子のことで炭治郎を追いかけている途中、蜘蛛野郎と戦闘になりました。
善逸は応戦するも、蜘蛛の攻撃に遭い、毒を喰らってしまったのです。
その毒は時間が経つと徐々に蜘蛛化していき、完全に蜘蛛となってしまったら、蜘蛛野郎の奴隷にされてしまいます。
善逸は本領を発揮し、何とか蜘蛛野郎の首を斬って倒しました。
しかし、蜘蛛野郎を倒しても毒自体は善逸の身体をむしばみ続けていたのです。
善逸が仰向けになって動けない描写が死を予感させるものとして捉えられた可能性があります。
最終的には胡蝶しのぶのおかげで助かりましたが「瀕死」になっていたのは事実です。
3.善逸が「気絶・仮死状態」になるともう一人の自分が登場したこと
那田蜘蛛山編で蜘蛛野郎と戦っていた時など、初期の頃の善逸によくみられた事象ですが、善逸が恐怖のあまり失神・気絶すると「もう一人」の自分が現れます。
そこにはヘタレな善逸の面影がなく、隙を全く見せない戦闘スタイルの善逸が登場するのです。
時に善逸が戦い終えた後に「これ、誰がやったの?」という趣旨のセリフが飛び出し、自分で敵を倒したことの自覚していません。(終盤の鬼舞辻戦あたりからは自覚し始める)
善逸が二重人格だとして、メインのヘタレ善逸が気絶などで「仮死状態」になるともう一人の自分が現れます。
わかりやすく言えば「表の善逸が一時期に死んだ」と判断されたことで「裏の善逸が登場した」と考えるのが合理的です。
4.善逸の師匠にあたる「じいちゃん」の死亡が関係している可能性
善逸がじいちゃんと呼んでいる師匠は、善逸の兄弟子にあたる獪岳(かいがく)が強さを求めて自ら鬼になったことで責任を取り、自害したのです。
善逸の師匠は、善逸に強くなってもらいたい一心で、善逸にとっては死にたくなるほどの修業を善逸が逃げ出しても受けさせ、育手としての責務を果たしました。
それなのに、弟子の不始末を自らの命をもって償ったわけです。
この出来事は「善逸 死亡 師匠」となるはずですが、「善逸 死亡」と省略されてしまうと善逸が死亡したかのように広まってしまいます。
善逸死亡説の広がりはこのような形で不意に広まってしまうことがあるのです。
【ネタバレ】原作最終話で善逸は死亡?禰豆子との関係はどうなる?
結論から言えば、原作最終話まで善逸は生存します。
鬼舞辻戦の後、善逸は炭治郎の家で禰豆子と共に暮らしました。
その後の世界観にあたるキメツ学園では善逸と禰豆子の子孫で燈子と善照が登場します。
善逸は炭治郎の許可を経て禰豆子と結婚し、その後の人生を全うしたと考えるのが自然でしょう。