猪の被り物をしている嘴平伊之助(はしびら いのすけ)は「猪突猛進」を口癖とする好戦的な性格。
鬼殺隊の最終試験を合格したツワモノです。
そんな伊之助ですが、原作連載途中のタイミングでは「ラストまでに死亡するのでは」と思われる描写(死亡フラグ)がいくつかありました。
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伊之助「死亡説」が広まった要因3つ
↓伊之助の死亡説が広まった要因としては、以下の3つのことがあるでしょう。
- 那田蜘蛛山編で大きな蜘蛛野郎と戦って首をつかまれ走馬灯を見た
- 遊郭編で上弦の鬼である妓夫太郎の攻撃によって心臓を突かれた
- 無限城で上弦の鬼である童磨の圧倒的戦闘センスに歯が立たず傷だらけに…
1.那田蜘蛛山編で大きな蜘蛛野郎と戦って首をつかまれ走馬灯を見た
伊之助は一瞬走馬灯をみました。
その発端は、大きな蜘蛛野郎と戦った時です。
序盤こそ伊之助は大きな蜘蛛の鬼と戦って優勢でした。
しかし、蜘蛛野郎が脱皮して巨大化し身体能力が向上したことで、伊之助は一気に劣勢となります。
蜘蛛野郎に首をわしづかみにされ、頚椎を握り潰される絶体絶命の状態に陥りました。
その時に死のふちに立たされ、一瞬走馬灯をみたのでした。
母親らしき人物が「ごめんね、伊之助」と詫びる姿が浮かんできたのです。
この時に「伊之助 死亡」というフラグが立ち、死亡説が広まったと考えられます。
たしかに頚椎が本当に潰されてしまえば、おしまいですよね。
それこそ再起不能です。
ただ、冨岡義勇が駆けつけて蜘蛛野郎を倒してくれたので伊之助は助かりました。
2.遊郭編で上弦の鬼である妓夫太郎の攻撃によって心臓を突かれた
伊之助は上弦の鬼によって心臓がある部位を突き刺されてしまいました。
その発端は、上弦の鬼(陸)である堕姫と妓夫太郎の2体と戦っている時です。
伊之助は炭治郎たちと共に上弦の鬼の堕姫の首を斬ります。
炭治郎が妓夫太郎を引きつけているさなか、堕姫の首を持ちながら移動していました。
ところが、背後から妓夫太郎の刃が伊之助の心臓を貫いたのです。
普通に考えるとその瞬間に「死亡」の二文字が浮かんでも不思議ではありません。
この場面が伊之助の死亡説を広めた要因と考えるのが自然です。
異世界アニメのような回復魔法「ヒール」でもなければ、伊之助の命は助かるはずがありませんよ。
ですが伊之助は、特殊な環境下で育ったこともあり内臓の位置をズラすことができ、心臓の位置を意図的に変えていたことで致命傷を免れたわけです。
心臓の位置を左右逆にした可能性がありますね。
3.無限城で上弦の鬼である童磨の圧倒的戦闘センスに歯が立たず傷だらけに…
伊之助は栗花落カナヲと共に上弦の鬼(弐)童磨に挑むこととなりました。
冷気を操るこの鬼は、想像以上に手強く、伊之助の技が届かない程度の距離をとられ、苦戦を余儀なくされたのです。
さらに悪いことに童磨は氷の分身体を作り出し、分身体が繰り出す技は、クオリティが落ちることなく伊之助たちを苦しめることになりました。
分身体だけで本体と同じクオリティの技、例えば散り蓮華や蔓蓮華などの技を、分身体の数だけ繰り出されたら、なぶり殺しにされていますよ。
この状況だけみると、「上弦の弐強すぎて無理、これは死ぬわ」と死亡説が立っても不思議ではありません。
しかし、この鬼は胡蝶しのぶの命懸けの策略により、弱体化して伊之助たちは千載一遇のチャンスをモノにして倒すことができました。
原作最終話までの段階で伊之助は死亡?それとも生存?
伊之助は、原作最終話まで生存します。
伊之助たちは鬼舞辻無惨に果敢に立ち向かっていき、最終的に太陽が昇る時間まで粘り、ラスボス鬼舞辻を消し去ることに成功しました。
すべてが終わった後、伊之助は炭治郎たちと暮らしました。
また、キメツ学園の世界観では伊之助はアオイと結ばれ、曾孫の嘴平青葉が植物学者として登場しています。
つまり、伊之助は最後まで生き残りました。