国民的大ヒットとなった鬼滅の刃。
その魅力はやはり、過去や性格形成までていねいに作り込まれたキャラクター設定ですよね。
今回は「刀鍛冶の里」編で登場する上弦の伍(玉壺)について詳しく紹介したいと思います。
[quads id=6]
執筆者プロフィール
アニメや漫画をこよなく愛し、歴史的背景や考察することが大好きです。
子供によく説明をねだられるのが大変ですが、楽しく記事を書かせていただいております。
上弦の伍:玉壺とは?
もっとも人から外れた異形の鬼「玉壺」は、十二鬼月の中でも異形の鬼です。
両目部分に口があったり、頭などから小さい腕が生えているといった姿が特徴的で、
道具と融合したように感じられるのが特徴的です。
その姿は日本神話にも登場する付喪神(つくもがみ)を連想させます。
玉壺の強さを考察
普段は壺の中に潜み、必要があれば上半身だけを出現させます。
この壺はさまざまなものを移転させることができるのが強みです。
玉壺はこれを利用して自分自身を移動させたり、魚や蛸といった私物を呼び出して攻撃してきます。
戦闘能力だけではなく、探知能力にも長けている上弦の伍:玉壺の強さの秘訣。
その能力を生かし、限られた人しか場所を知らない刀鍛冶の所在を見つけることに成功しています。
玉壺の鬼血術は?
↓玉壺の鬼血術は、以下のようなものがあります。
- 千本針魚殺(せんぼんばりぎょさつ)
壺の中から金魚を召喚し、金魚の口から麻痺毒入りの無数の針を一度に発射する技。
鉄穴森と小鉄を庇った針を浮けてしまった無一郎は自由に動けなくなってしまいました。 - 水獄鉢(すいごくばち)
壺の形をした水の牢獄に閉じ込めてしまう血鬼術。
容易に切り裂くことができず。
呼吸を武器とする鬼殺隊にとって非常に厄介な技です。 - 蛸壺地獄(たこつぼじごく)
壺から巨大なタコを召喚して、標的を締め上げる技です。 - 一万滑空粘魚(いちまんかっくうねんぎょ)
一万匹の金魚を召喚して、標的を襲う技。
魚の体液には経皮毒が仕込まれているため、魚をさすだけでは技を防ぐことはできません。 - 陣殺魚鱗(じんさつぎょりん)
鱗の力で超高速移動をしながら攻撃する技です。 - 神の手
拳で触れるもの全てを魚にしてしまう技です。
玉壺の相手は無一郎!
玉壺は無一郎と2度交戦しています。
最初の交戦では、玉壺が血鬼術を使って無一郎を捉えて放置します。
あと一歩で無一郎が溺死するというところで、機転を聞かせ血鬼術から逃れました。
2度目の交戦では玉壺は壺から全身を出現させ、全力をもって無一郎を叩きのめそうとします。
ところが記憶を取り戻した無一郎が痣を発言させ、
本気を出した玉壺でも無一郎に適うことはありませんでした。
玉壺は最後まで負け惜しみを口にしますが、うんざりした無一郎に頭部を両断され消滅しました。
無一郎との会話が面白い
無一郎に自身の壺を馬鹿にされた玉壺は激高し、
無一郎に対し「それは貴様の目玉が腐っているからだろうがアアアア!!!」と敵意をむき出しにします。
無一郎は続けて玉壺の作品を非難し続け、玉壺は無一郎に向かって血鬼術を繰り出しますが、記憶を取り戻した無一郎に全て弾かれてしまいます。
玉壺の作品を画像つきで紹介
5人の刀鍛冶を無惨に殺し、魂の叫びの最高作品と言っている玉壺ですが、どうみても狂気の沙汰ですね。
相当なサイコパスであることには違いありません。
この作品で玉壺がこだわったのは、刀をひねると刀鍛冶の断末魔が聞こえるというところですが、無一郎をさらに怒らせることになってしまいます。
玉壺の過去を紹介
玉壺は、鬼になる前からいたずらに動物を殺したり、
種類が異なる魚どうしを縫い合わせたり、
壺に鱗や骨を溜めていたり…と異常行動を繰り返していました。
しかもそれを「芸術だ」とのたまうので、生まれ死だった漁村では忌み嫌われ孤立していました。
玉壺の最後で禰豆子が太陽克服
玉壺を倒した無一郎から刀を受け取った炭治郎は、逃げる半天狗を追いかけます。
しかし日光が照り出したことにより、禰豆子が焼けていきます。
判断に苦しむ炭治郎を禰豆子が蹴とばし、半天狗を見事に討ち取ることに成功しました。
灰になっているだろう禰豆子の元に到着した炭治郎がみたものは、
カタコトで話す、太陽を克服した禰豆子の姿でした。