
(ブルーベリーは数少ない「青い食べ物」です:なぜ自然界には青い食べ物が少ない?)
青色と言えば、みずみずしく爽やかな印象を与え、
いろいろな場所で使われている色ですよね。
しかし「青い食べ物」というと、どんなのがあったかなかなか思い浮かばない…という人が多いのではないでしょうか。
(上の画像の「ブルーベリー」ぐらいしか思いつかないのでは?)
実は、自然界に青い食べ物が少ないのには、ちゃんと理由があるのです。
今回は青色の食べ物が少ない理由として考えられている説について紹介するとともに、
数少ないながらも存在する青い食べ物(食材)の例を紹介します。
ぜひ興味のあるところから読んでみてくださいね。
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「人間が食べられる青い食べ物」が自然界にほとんどない2つの理由
人間の食べ物として、自然界には青い食べ物がほとんど無い理由として、
↓以下の2つが説として提唱されています。
- 青色は毒を持ったものが多い
- 青色は空の色や水の色と似ている
それぞれの説について、順番にみていきましょう。
1.青色は毒を持ったものが多い
青色をしている多くの動植物は毒を持っていたり、
カビなどのそもそも食べられない物であったりします。
これらは人間という生き物があらわれる前から生きていたものたちですね。
つまり、動物の本能的に「青=危険」と認識する色になったというわけです。
2.青色は空の色や水の色と似ている
また、青色が水の色や空の色と似ていることも関係している可能性があります。
うっそうとした緑色におおわれたジャングルの中では、
青色のものは「水や空の色(食べ物ではないもの)」という認識になります。
空腹の中わざわざ体力を使い、危険を犯して食べ物を探しに行って、
もしそれが食べ物では無かった…
となると命取りになってしまいますよね。
このような無駄な浪費を避けるために、
人類は進化する過程で「青色=食材ではない」と認識しないようになったと言われているのです。
数少ない例はこれ!自然界でとれる青い食べ物一覧
青い食べ物は自然界には基本的に存在しないと言いましたが、例外もあります。
それらは以下の食材です。
アオブダイ
主に沖縄に生息している魚で、全身が青みの強い綺麗な色をしています。
最大で90㎝程にもなる大型魚であり、現地ではイラブチャーとしてお刺身などで親しまれています。
ただ食中毒などの被害もあるため内臓は食べてはいけません。
甘エビの卵
高級品でもあるホッコクアカエビという甘エビの卵は綺麗な青色をしています。
味やにおいには少々癖がありますが、新鮮であれば食べることが出来味噌汁や鍋そして天ぷらなどの様々な調理法で食べることが出来ます。
何故青色をしているのかと言うと、銅などにも含まれているヘモシアニンという成分が豊富に含まれているためです。
ザリガニ
ブルーマロンと呼ばれているザリガニは、紫がかった濃い鮮やかな青色をしています。
オーストラリア原産の食用のザリガニです。
大きくなると、400グラムから600グラムにもなり、淡水ザリガニの中では三番目に入る大きさです。
ブルーベリー
青い食べ物の中でも最もポピュラーな食べ物。
ジャムやシロップ、果実酒やお菓子など多様な加工品として身近な存在です。
目に良いと噂されるアントシアニンが豊富に含まれています。
ブルーチーズ
食べられないカビの中でも数少ない食べられるカビを使った青い食べ物。
チーズの内部にアオカビを繁殖させることで成熟を行います。
独特な風味が特徴的であり、チーズの中でも好き嫌いの分かれる食べ物です。
青い食べ物はダイエット効果がある
人は本能的に青い食べ物を拒否してしまうため、ダイエット効果があると考えられています。
青色の心理的効果には食欲減退だけでなく、気持ちを落ち着かせリラックスさせる効果があります。
青い着色料を使い食べ物を青くすればおいしくなさそうに見えるため食べ物を多くとらなくて済むようになります。
着色料などで青い食べ物を作るのが難しい場合でも、青いお皿や青いランチョンマットを使うことでも効果があります。
運動せずに痩せたいという方は、まず食べ物をわざとおいしくないようにして食べないようにするのもいいかもしれませんね。
食欲を抑える効果がある青い食べ物ですが、ただ一つ注意点があります。
海外には青いケーキやお菓子などがあるように、実は青色に慣れてしまうと難なく食べることが出来ます。
青色の食べ物を用いたダイエットはあくまで食欲を抑えるものですので、
慣れて食べ過ぎないよう注意が必要です。