
誰にでも必ず訪れる「厄年」って何?
みなさんは「厄年」について、どこまでのことを知っているでしょうか?
厄年は男性と女性で年齢が違っているうえに、「前厄(まえやく)」「本厄(ほんやく)」「後厄(あとやく)」と、関連する用語も多くあるため、勘違いして覚えている人も多いようです。
厄年にやってはいけない事がいくつもあって、それを避けることで平穏に1年を過ごすことができるとされています。
なかには災厄にあってから、「調べてみたら厄年だった、もしちゃんと厄払いしてたら…」という人も多いため、事前にしっかり理解しておきたいですよね。
そこでこの記事では、厄年の本当の意味や、男性が厄年に注意した方がいい点について解説していきます。
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男性の厄年って何歳なの?

まずは自分の厄年を調べてみましょう
男性の厄年は、具体的にはいつなのでしょうか?
厄年には「前厄」「本厄」「後厄」の3つがあり、さらに男性と女性とでその年齢は異なります。
下記に対応する年齢を表にしましたので、ご確認ください。
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
男性 | 24歳 | 25歳 | 26歳 |
41歳 | 42歳 | 43歳 | |
60歳 | 61歳 | 62歳 | |
女性 | 18歳 | 19歳 | 20歳 |
32歳 | 33歳 | 34歳 | |
36歳 | 37歳 | 38歳 | |
60歳 | 61歳 | 62歳 |
いずれにせよ、人生に3回の厄年が訪れ、その都度3年続くことを認識しておくと良いでしょう。
そのうえ、42歳と言えば仕事面でも重要な役割を担うことが多い一方で、体力的には次第に衰えが出はじめる時期でもあります。
万が一、この時期に大きな事故や病気などをしてしまうと、人生において大きなつまづきになる確率も高く、とくに健康や安全に気を付けて過ごすことが大切です。
2023年の男性の厄年一覧
ちなみに上記の年齢は「数え年」を表しています。
数え年とは、昔からある年齢の数え方のひとつで、生まれた時を1歳として、それ以降は1月1日を迎えるごとに歳が増えていくというものです。
これは現在、広く使われている0歳からはじめて誕生日にプラス1していく「満年齢」とは数字が変わってきますので注意する必要があります。
よく分からないという方のために、誕生年を基準にした今年2023年度の厄年一覧を作成しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
前厄 | 本厄 | 後厄 | |
男性 | 平成12年生(24歳) | 平成11年生(25歳) | 平成10年生(26歳) |
昭和58年生(41歳) | 昭和57年生(42歳) | 昭和56年生(43歳) | |
昭和39年生(60歳) | 昭和38年生(61歳) | 昭和37年生(62歳) | |
女性 | 平成18年生(18歳) | 平成17年生(19歳) | 平成16年生(20歳) |
平成4年生(32歳) | 平成3年生(33歳) | 平成2年生(34歳) | |
昭和63年生(36歳) | 昭和62年生(37歳) | 昭和61年生(38歳) | |
昭和39年生(60歳) | 昭和38年生(61歳) | 昭和37年生(62歳) |
最も厄が強いのは何歳ですか?
表からも分かるように、「厄年」には「前厄」「本厄」「後厄」の3つがあります。
その中でも「本厄」がもっとも災厄にあいやすいとされていますので、注意が必要です。
厄年とはどのような時期ですか?
また、この時期には、学業や就業上で大きな変化が訪れたり、結婚や子どもの誕生といった人生の転機が訪れるのもこの時期ならではの特徴といえるでしょう。
なぜ「厄年」に気を付けなくていけないのか?
厄年に該当する年齢になると、会社でも家庭でも、重要な役割を果たさなければならないことが増えがちです。
そのため他の年齢の時に比べて、特に言動に注意が必要とされます。
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男性が厄年に注意すべき点ややってはいけない事は?

災厄にやってはいけないこととは?
古来から厄年にはケガや病気など、悪いことが起こりやすいと言われています。
とはいえ、厄年を必要以上にネガティブにとらえるべきではありません。
厄年には避けた方がよいとされる行動があり、その点に注意して過ごすことで災厄から逃れられると言われているからです。
以下にその内容をまとめましたので、厄年にあたる男性や、これから厄年を迎えるという男性は、意識してみるとよいでしょう。
新築の家を建てる
特に人生でもっとも大きな買い物となる可能性のある家の新築などは、大厄にあたる42歳は避けた方がいいかもしれません。
もちろん必要以上に気にすることはないのですが、縁起を担ぐ場合には40歳前後や、厄年をすぎた後に家を建てるのがベストです。
職を変える
男性が転職を考える時期は、25歳前後や40代に多いと言われています。
これは、20代半ばというのが就職をして2、3年目にあたり、仕事にも慣れてきて将来についてあれこれ考えるようになる時期だからだと思われます。
また男性の40代というのも、家庭で子育てがひと段落つくタイミングにあたることが多く、やはり老後も含めて人生と向きあうようになるからです。
ただしこうした決断は、自身の将来に大きく影響することがらですので、厄年であることを念頭に慎重に考えて行動することで、リスクを回避することができるでしょう。
ビジネスを開始する
転職以上にリスクが高い新ビジネスへの挑戦も、厄年は避けるべきだと言われています。
ただしビジネスには適したタイミングというのがあって、それを逃すことはかえって失敗につながってしまう場合もあります。
どうしても厄年とそのタイミングが重なってしまった場合には、いつも以上に冷静に判断し、慎重な計画を立てることが必要です。
移転する
厄年では、遠くへの転居も避けたほうが良いとされています。
絶対に厄年に引越ししてはいけないわけではないのですが、リスクが増すと考えられているため、十分な準備と対策が求められます。
結婚する
厄年に結婚することについては、一部で避けるべきという言い伝えがあります。
結婚は人生における重要な決断だけに縁起を気にする人も多く、もしも避けられるのであれば厄年の結婚は避けたほうが無用なトラブルにあわないで済むかもしれません。
ただし、結婚のタイミングや考え方は人それぞれです。
厄年についての考え方も様々ですので、いずれにせよ、しっかりと相手とのコミュニケーションをとることが大切だといえます。
不規則な食生活
42歳の男性は体調を崩しやすい時期ともされています。
仕事の負担が増えるこの時期には食生活も不規則になりがちだからです。
そのため、厄年のこの時期には、いつも以上にバランスの良い食事と適切な運動を心掛けましょう。
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厄年を過度に恐れることは避けましょう

「厄年」は占いと同じ?
ここまで厄年について説明してきましたが、一方で、厄年については過度に気にする必要はないとも言われています。
なぜなら、「厄年に災いが訪れる」というのはあくまで古くからの言い伝えであり、その科学的根拠は存在していないからです。
その意味では「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉のある占いと同じといえます。
そのため、もしあなたが「そのような迷信は信じない」というのであれば、特に気にする必要はないでしょう。
むしろ、厄年を過度に心配してしまうと、せっかく訪れたチャンスを逃してしまったり、ささいな出来事を気にしすぎて精神的に疲れてしまうかもしれません。
そうすることで、平穏な日常生活を過ごすことができ、多くのリスクは避けられるはずです。
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気になる場合は「厄払い」を検討しましょう

厄年には初もうでがおすすめ
厄年が気になる場合は、「厄払い」「厄落とし」をしてみるのもいいかもしれません。
実際、ネットなどで厄年について調べてみると、多くの人が「厄払いを受けたことで安心して1年を過ごすことができた」と感じているようです。
厄払いや厄落としは、神社やお寺で祈祷を受けることが一般的です。
厄払いは時期や回数に決まりはなく、人や地域によっても異なるようです。
興味のある方は、一度近くの神社やお寺で聞いてみるのがよいでしょう。
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厄年における運気アップの方法とは?

お掃除で運気アップ?
厄年において運気を上げる方法はあるのでしょうか?
一般的には、厄年には冒険せず、静かに過ごすことがよいとされています。
しかし、男性にとって本厄にあたる25歳、42歳、61歳は、多くのチャンスや変化がある年齢でもあります。
このような大切な時期に「厄を避けるために何もしない」というのは、それ自体がリスクであると感じられる人もいるでしょう。
こうした考え方を受け入れて、新しいスキルを習得するための勉強を始めるなど、厄年を新たなスタートの年と捉えることも良いでしょう。
日々の清掃活動
簡単にできる厄除けとして、「掃除」することで運気をアップさせるという対処法も有効だとされています。
とくに風水的な考え方によると、エネルギーが滞りがちな水回りの清掃が、厄除けに効果があるようです。
リフレッシュの時間を確保する
厄年中は感情が不均衡になり、些細なことで怒りやすくなることがあります。
ストレスを適切に管理するため、リフレッシュする時間を意識的に持つことも無用なトラブルを避ける方法としては効果的です。
「朝の日差しを浴びながらのんびりと朝食をとる」、または「夜の空を眺めてぼーっとする」など、リラックスする時間を持つことが厄年には必要なのかもしれませんね。
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厄年の男性に関するよくある疑問

厄年についてのQ&A
厄年の男性が避けるべきことは?
先にも説明しましたが、厄年には結婚、転職、住宅の取得など、『人生の重要な節目』や『新たな挑戦』は控えるのが良いと言われています。
厄年の男性が実行すべきことは?
あまり「厄年」に神経質にならず、健康・安全を心掛けて過ごすことが大切です。
そのうえで、神社や寺での厄払いや厄落としをお願いすることで、さらに心配を和らげることができるでしょう。
とくに神社や寺では正月に、厄年を迎えた人々のための情報提供をしているところもありますので、初もうでがてらチェックしてみるのもおすすめです。
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「厄年にやってはいけないこと」のまとめ

厄年を乗り切って楽しい1年にしよう!
今回の記事では、厄年に男性が注意すべき点について解説してきました。
厄年の男性が注意すべきことは、家の新築や転職、新事業の立ち上げや結婚などの大きな決断です。
一方で、こうした決断はタイミングが重要なことも多く、厄年を気にしすぎて時期を逃すと、かえって失敗につながってしまう場合もあります。
どうしても厄年と人生の転機が重なる場合には、気を引き締めて慎重な態度で事に臨むことが必要と言えるでしょう。
これから厄年を迎えるという方や、今まさに厄年にあたるという方は、ぜひ、この記事を参考に、健康や安全に気を付けて1年を過ごしていただければと思います。
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