子供から大人まで、幅広い世代に愛されている「となりのトトロ」ですが、
少し怖い都市伝説があることをご存知でしょうか?
今回は、いくつかある都市伝説の中から「メイのサンダル」について紹介します。
ぜひ最後まで見ていってください。
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「池で見つかったサンダル」は誰のもの?3つの説
問題のシーンはメイが行方不明になった後、池でメイのサンダルと似たサンダルが見つかるところです。
サンダルを見た姉のサツキは「メイのじゃない」と発言しています。
それじゃあ誰のなのか?ですが、この答えをめぐってはいくつかの説があります。
- 「サンダル=メイのもの」説(メイは池で溺死してしまった)
- 「千と千尋の神隠し」の千尋のもの説
- 「村にたまたま来た人のもの」説
作品を最後まで見ても明確な結論が出ないため、
「制作側が何か意味を隠しているのでは?」と都市伝説化しているというわけです。
1.「サンダル=メイのもの」説(メイは池で溺死してしまった)
まず、「サンダル=メイのもの」説ですが、
↓これは以下のようなことを主張する説(都市伝説)です。
サンダルが見つかったとき、
メイはすでに池に溺れて亡くなっていた。
ネコバスに乗ってメイに会いにいったサツキも後を追って亡くなってしまった。
ただ、この説には少し無理があるように思います。
なぜかというと、
メイがそれ以前のシーンで履いているサンダルと、池で見つかったサンダルとでかたちがかなり違うからです。
まず、別のシーンでメイが履いているサンダルですが、ベルトの部分が真っ直ぐの2本線です。
一方で、池で見つかったサンダルはベルトの部分がクロスしています。
一見するとよく似ている二つのサンダルは、全くの別物であることがわかりますよね。
また、サツキと合流した時のメイの足元には2足揃ったサンダルが見えます。
池で見つかったサンダルはメイのものではありませんので、
「メイが死んでしまった(溺死してしまった)」という結論はおかしいというわけです。
2.「千と千尋の神隠し」の千尋のもの説
一つ目の説は、このサンダルは「千と千尋の神隠し」の主人公千尋のものであるというものです。
↓この説の内容は以下のようなものです。
「千と千尋の神隠し」のラストシーン、
千尋が琥珀川に流されてしまった場面で、千尋のサンダルが流されます。
このサンダルが「となりのトトロ」の作中の池で発見されたサンダルと似ているというのです。
「同じスタジオジブリ制作の2本の映画の世界観が実はつながっている」と考える説です。
しかし、実際にサンダルをよく比較してみると、
千尋のサンダルは「淡いピンクの太めのベルト」なのに対し、
となりのトトロ作中のサンダルは「オレンジっぽい色味に細めのベルトがクロスする形」になっているのです。
つまり全くの別物ということになります
そもそもトトロと千と千尋では時代背景もまったく違います。
この説はないと考えていいでしょう。
3.「村にたまたま来た人のもの」説
サンダルは誰のものなのか?
考えられる3つ目の説は「たまたま村に来たよそ者が落としていった」というものです。
村人が落としたサンダルならば、
小さい村の中で持ち主が見つからないということはないでしょう。
なので「村にたまたまきたよそ者が落としていった」と考えられます。
作中の村は「観光客が訪れるような村」ではなさそうですが、
村人でなさそうなカップルが出てきたシーンがあります。
なので、よそ者が全くいないというわけではなさそうです。
「となりのトトロ」のストーリーを素直に見れば、
メイはサツキたちと無事に再会を果たしているわけですから、この説が妥当であるように思えますね。
いかがだったでしょうか。
「となりのトトロ」をはじめとするジブリ作品には、多くの都市伝説が存在しています。
これを機会にぜひ一度調べて見てくださいね。