ジブリのアニメ映画もののけ姫のラストシーンでは、
「アシタカとサンが結ばれたのかどうか?」は明確に描かれていませんでした。
ファンとしては2人のその後はどうなったのか?がとても気になるところですよね。
実は、もののけ姫のラストシーンのその後については、
ファンの間で噂になっている都市伝説が3つあるのです。
この記事では、それらをくわしく紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
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公式もののけ姫のラストシーン(ネタバレ)
まずはジブリ公式の「もののけ姫」ラストシーンについて確認しておきましょう。
ジコ坊とエボシ御前らはタッグを組んでシシ神の首を落とします。
これによってシシ神がデイダラボッチへと変貌し、液状化した姿で大地をのみこんでいきます。
アシタカとサンは、ジコ坊たちからシシ神の首を取り返してシシ神に返還しようとします。
その過程でアシタカの腕にあった呪いは解け、森はよみがえりました。
アシタカとサンはお互いの道を進み、別れるところで物語は終了します。
もののけ姫の「その後」にまつわる3つの都市伝説
上で紹介したもののけ姫のラストシーンの「その後」をめぐっては、
↓ファンの間でささやかれている都市伝説が3つあります。
- アシタカとサンは結婚。しかし……
- アシタカとサンは結婚せず別々の「世界」で暮らす
- アシタカはヤックルと旅に出てサンは森で暮らすが、数年後再会して結婚
いずれもジブリ公式ではないのですが、
どれも物語のキャラクター設定をきちんとふまえてストーリーが作られていて「これってまじなんでは?」と思えてしまう内容ですね。
その1:アシタカとサンは結婚、しかし…
アシタカとサンはシシ神の件以降、結婚して一緒に暮らすという説です。
普通に考えるとハッピーエンド的な展開ではありますが、そうとは言い切れません。
なぜなら、アシタカにはエミシの村で婚約した女性がいたからです。
その女性の名前はカヤといいます。
映画もののけ姫では序盤にわずかな場面しか登場しなかったキャラクターで、アシタカのことを「兄さま」と呼んで慕っていますが、決して兄妹ではありません。
エミシ村の「設定」では、年上の男性のことを全員「兄さま」と呼ぶわけです。
ただ、村長のような初老の男性を「兄さま」と呼ぶかは作中にはありませんので判断はできません。
カヤがアシタカの許嫁であるとされる根拠は、カヤがアシタカへ贈った黒曜石の装飾が施された小刀にあります。
未婚女性が小刀を男性に渡す行為は、「一生未婚のまま人生を過ごす」ことを示しているのです。
その小刀をアシタカはサンに渡しました。
つまり、アシタカはサンを婚約する意思があると解釈できるのです。
二度と村に戻れないアシタカの決意がうかがえます。
アシタカが不倫したのかと思いきや、村を出た時点で、「許嫁の取り決め」について破棄されたもの自然でしょう。
その2:アシタカとサンは結婚せず別々の「世界」で暮らす
アシタカとサンは結婚せずに、別々の場所で暮らす説です。
別に不仲というわけではありません。
根拠としては映画の中でアシタカが「お互いの世界で生きよう」と発言しているからで、サンも「人間は受け入れられない」という趣旨の発言があるからです。
また、アシタカはタタラ場で暮らすことを明言していたので、
アシタカは人間社会で暮らし、サンは弱肉強食の自然界で暮らすことになるとすれば納得できます。
つまり、それぞれの「世界」で暮らすということですね。
その3:アシタカはヤックルと旅に出てサンは森で暮らすが、数年後再会して結婚
結論から言えば、シシ神の一件から数年後にアシタカとサンは結婚する説です。
アシタカはヤックルと旅に出ます。
サンは森の暮らしが長いので、タタラ場で生活せずに森で暮らすでしょう。
もともとアシタカは腕の呪いの件でエミシ村を離れたので、
呪いが消えれば論理的には戻ることは可能です。
ただ、アシタカにカヤとよりを戻す気がないのは明確です。
(黒曜石の小刀をサンに渡したことで、カヤや村のことに未練はないと考えるのが自然でしょう)
なので、村に戻るのは一時的な報告のためにすぎず、
アシタカの性格からすれば、一度村を出た瞬間に二度と村で生活できないことは心に決めているはずです。
アシタカは村を離れて各地を回り、思い残すことがなくなった時にサンと再会し結婚に至るわけです。
そうなると、問題になるのは二人で一緒に生活する場がどこか?だけです。
アシタカがサンを説得してタタラ場(人間たちの世界)で暮らすか、
サンが説得して森で暮らす(動物の世界)のかは二者択一と言えます。