「君の名は」は2016年に公開された新海誠監督の名作ですが、
その後に発表された作品「天気の子」は、
「『君の名は』の続編なのではないか?」という噂がありますね。
確かに、天気の子の作品中のさまざまな描写に気になる点があります。
今回は「天気の子=君の名は続編」説について検証していきます。
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天気の子=続編説の根拠
この説の根拠は、「天気の子の本編中に、『君の名は』のキャラクターが登場しているという点です。
具体的には、瀧と三葉が登場しています。
天気の子において瀧と三葉が出てきたシーンを確認していきましょう。
瀧の登場シーン
瀧が登場したのは、お天気ビジネスの依頼者である冨美さんのお家。
エンドロールのクレジットに「立花冨美」という名前があったことから、冨美さんは瀧のお祖母さんであることが分かります。
三葉の登場シーン
三葉が登場したのは帆高が訪れたアクセサリーショップにて。
三葉は、帆高が陽菜に渡すための指輪を選ぶのを長時間付き合ってくれた店員さんでした。
悩む帆高に「きっと渡したら喜んでくれるよ」と声をかけたのも三葉で、瀧よりも長時間の登場となりました。
三葉は君の名は。において再三都会で暮らしたい!と言っていたので、その夢が叶ったということですね。
瀧も三葉も君の名は。の時よりも成長しており、三葉が糸守ではなく東京で暮らしています。
ということは、「天気の子」は「君の名は」とつながった未来の世界だということが分かります。
「君の名は」にまつわる都市伝説を紹介
「君の名は。」に関するその他の都市伝説についても紹介していきます。
滝と三葉は結婚した?
君の名は。や天気の子本編ではそのような描写はありませんが、「小説版 天気の子」では、帆高が冨美さんを訪ねた際に「孫の結婚写真が飾られている」という表現がされています。
冨美さんの孫が瀧だけではないかもしれませんし、
瀧の結婚相手が三葉ではないのかもしれません。
しかし、わざわざ小説内にこういった表現があるということは「瀧と三葉は結婚している」と考えるのが普通ですよね。
このことから、瀧と三葉が結婚しているというのはほぼ確定事項と言えるでしょう。
他の登場人物はどうなった?
君の名は。の物語の終盤、瀧のバイトの先輩である奥寺先輩は左手薬指に指輪をつけていました。
映画ではそのことに触れていませんが、小説では「私結婚するんだ」と瀧に報告しています。
これに対して新海誠監督は「裏設定だが奥寺先輩は司と婚約した」と語っています。
また、三葉の親友であるてっしーとさやちんは、映画の終盤、カフェで結婚式の話をしていました。
このことからてっしーとさやちんは結婚する予定であることが分かりますね。
三葉の家族である一葉、四葉については新海誠監督が「東京で暮らしているか糸守の近くで暮らしているかも」と答えています。
監督の中でもはっきりとは決めてはいないようですが、瀧や瀧の祖父母、三葉が東京で暮らしていることから一緒に住んでいるのかもしれませんね。
結論:「天気の子」は「君の名は」の続編ではないが登場人物たちのその後が描かれている
「天気の子」は「君の名は」の続編という位置づけの作品ではありませんが、
「君の名は」の登場人物たちのその後をオマージュのような形でみられる作品といえます。
瀧や三葉が出てくるのはほんの少しですが、2人とも幸せに暮らしており、さらに結婚もしていることが分かりましたね。
見逃してしまったという方はもう一度天気の子を見直してみるのもいいかもしれません。