ハンネスは進撃の巨人の登場人物で、
壁の強化に努め、各街を守る駐屯兵団に所属している男性です。
登場回数はほとんどない、いわゆるモブキャラなんですが、
意外にファンも多く所々で物語を盛り上げる存在でもあります。
物語の序盤、壁が壊される前は昼間から酒を飲み、「壁工事団」とエレンにバカにされていましたね。
また、ハンネスというキャラクターは、巨人に対する恐怖や圧倒的な力の差を読者に伝える役割があると思います。
巨人を前にすると人は無力で、勇気はくじかれ、どんなに威勢が良くても簡単に食われてしまう。
そんな、進撃の巨人という物語を引き立てるためには無くてはならない存在、それがハンネスなんです。
[quads id=10]
ハンネスのプロフィール
- 誕生日:1月18日
- 身長:190㎝
- 体重:88kg
- 所属:駐屯兵団 部隊長
エレン達3人を幼少期から見守る
ハンネスはエレンとミカサ、アルミンが幼いころから3人のことを知る近所のおじさんのような人物です。
医者であるエレンの父グリシャ・イェーガーに妻の病気を治してもらったことから、グリシャを恩人と思っており、エレンとミカサとも親交を深めていきます。
また、3人からの信頼もあり、ライナーとベルトルトに連れ去られたエレンの奪還に絶望していたミカサとアルミンを励ましました。
そのおかげで、2人ももう一度立ち上がり、エレンの奪還に向かう様子が描かれます。
実は意外と頼りになるし、また熱い思いの持ち主でもあるんです。
ハンネスは弱いの?強いの?
正直ハンネスは駐屯兵団所属なので、巨人とは戦わないので、強いかどうかはわかりません。
恩人の家族を助けられなかった悔しさから真面目に働き部隊長になるまで成長した経歴もあるので、並の兵士よりは強いのではないかと思います。
ただ、巨人を1体も討伐することなく死んでしまったので、おそらく調査兵団の兵士よりは弱いですよね。
アニメの1期と2期で声優が違う
実はアニメの1期と2期でハンネスの声優が変わっていたのを知っていますか?
1期でハンネスの声を演じたのは藤原啓治さんでしたが、病気の治療のため2期以降は津田健次郎さんに交代したんです。
どちらの声もハンネスにとても合ってましたよね。
ハンネスの後悔
ハンネスは無垢の巨人からエレンの母カルラを助けられなかったことをずっと後悔していました。
昔のように、昼間から酔っ払って幼いエレンに噛みつかれながらも平和に過ごした日々を取り戻したいと思っています。
子供の前で逃げ出し、恩人の奥さんを助けられなかった自分の不甲斐なさに絶望したことでしょう。
その後は真面目に兵士として成長し、駐屯兵団の部隊長にまでなった、実はすごい人なんです。
カルラを食べた巨人との対峙
ライナー、ベルトルトからエレンを奪還できた調査兵団でしたが、撤退する際にライナーの妨害を受けます。
ライナーはとにかくエレンの始祖の力を持ってマーレに帰る使命があったので、とにかく巨人を投げてよこしました。
エレンがどの巨人に食べられようと始祖さえ持って帰ればいいからです。
エレンとミカサは馬から落とされてしまい、
そこになんとエレンの母カルラを食った巨人が現れるのです。
エレンとミカサの危機にまたもやハンネスが駆けつけます。
ハンネスの最期
ハンネスは今度こそ恩人へ恩返しするため、そしてカルラのかたきを取るため勇猛果敢に立ち向かいます。
因縁の相手との再戦で、今度こそハンネスが勝つのかと思った矢先、おそらく初めて戦う巨人の圧倒的な力の差に、下半身を食われてしまいます。
希望があるかと思いきやお釣りが来るくらいの絶望を読者に与えるという、まさに進撃の巨人の展開ですよね。
しかし、ハンネスの死をきっかけにエレンは自分の不甲斐なさを自覚し、もう一度立ち上がることができました。
ハンネスはある意味最も活躍したモブキャラと言えるのではないでしょうか。
[quads id=1]