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かぐや姫は月に帰った後どうなった?本当は罪人?竹取物語の怖い話

かぐや姫 月に帰った後

かぐや姫(竹取物語)は、昔話や童話として誰もが知っているお話ですよね。

この物語の主人公であるかぐや姫が、

「月に帰った後にどうなったのか?」について考えたことってありませんか?

もちろん、かぐや姫が月に帰った後のストーリーについて正解はありません。

しかし、物語の随所に出てくる周辺情報から「おそらくこうなのでは?」という分析をすることは可能です。

この記事では、かぐや姫が月に帰った後にどうなったのか?を分析していきます。

  • 本当は罪人だった?
  • 実はかぐや姫は死んでしまった?
  • 節の薬は実は毒を表している?

などなど、気になるテーマを選んで考察していきましょう。

都市伝説的なお話になりますが、ぜひ参考にしてみてください。

かぐや姫は月に帰った後どうなったのか?

かぐや姫が「月に帰った後」にどうなったのか?については、

↓物語の中での描写から考えて、大きく分けて以下の2つの説が考えられます。

  1. かぐや姫は「月の都」で生きている
  2. かぐや姫は実は死んでいる

それぞれの説の内容について、順番にみていきましょう。

1.かぐや姫は「月の都」で生きている

竹取物語ではかぐや姫は最後月の使者に連れられ月に帰ってしまいます。

そのため普通に考えれば月の都で生活していることが予想できます。

月の都がどんなところかと言うと、

使者の見た目を表している、「装束のきよらなること、物にも似ず」

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使者がかぐや姫に言った、「穢き所に、いかでか久しくおはせむ」

かぐや姫の「かの都の人は、いとけうらに、老いをせずなむ。思ふこともなく侍るなり」

という言葉から、地球よりも美しく清らかな場所であると考えられます。

月の民は老いることもなく美しい姿のまま悩むこともないので、かぐや姫は月に帰った後は月の民と共に平和に過ごしていると想像できます。

2.かぐや姫は実は死んでいる

月の使者によりかぐや姫は天に昇り月という翁や帝たちが住む場所とは全く違う場所に行ってしまいます。

そして二度と会うこと無く物語は終わってしまいます。

天に帰るという表現や永遠の別れということから、最初に思い浮かべることは「死」です。

またかぐや姫の、「衣着せつる人は、心異になるなりといふ」という言葉から、羽衣を着ることで心が普通ではなくなってしまうこと、自我の喪失に恐れていることが分かります。

月の使者に連れて行かれるという描写は、人間の死を比喩で表現しているとも考えられます。

そのことを踏まえるとこれは、かぐや姫は死んでしまったということを意味しているのです。

【本当は怖い】竹取物語にまつわる都市伝説

かぐや姫が主人公である「竹取物語」については、

月に帰った後の話の他にも、いろいろと都市伝説があります。

以下では、竹取物語にまつわる代表的な都市伝説(ちょっと怖い話です)を紹介しましょう。

1.かぐや姫は「罪人」

月の使者の「かぐや姫は、罪をつくり給へりければ」という言葉から、かぐや姫は罪人であることが分かっています。

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具体的な罪は述べられていませんが、その罪は「穢れ」を持ったことだと考えられています。

竹取物語は、成立年・作者ともに未詳とされていますが、平安時代初期に成立したと考えられています。

科学が発展していない時代では、死や災いなどは穢れと捉え神の力によるものという思想が強く、穢れを避けるために様々なしきたりがあったとされています。

927年に完成した延喜式という法令からも穢れ意識が貴族の間でも強く残っていたことが分かります。

穢れとは関わってはいけないものであり、人間がタブー視していることを指しています。

そのため大昔での罪というものは大きく分けると二つに区分できます。

それは不倫などの性的な違反と規律を破るなどの政治的な違反です。

かぐや姫の発言から「月の民はとても美しく、年も取らず、思い悩むこともない」とのことでした。

もしかしたらかぐや姫は他の月の民を脅かす様な何らかの罪を犯してしまったのかもしれません。

また、穢れという禁忌に触れてしまったため地球へと島流しの刑にあったとも考えられます。

2.「月」はあの世を表している

古来から月は「死」の象徴として考えられています。

活気あふれる太陽の反対として月を死と捉えたり、月の満ち欠けから死と再生を連想していました。

中国唐の文学者として有名な白居易の詩文集として白氏文集があります。

この一首に「内に贈る」では「~月明に対して物事を思ふことなかれ君が顔色を損じて君が年を減ぜん」という詩があります。

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これは月を見ながら過去を思うと寿命を縮めてしまうという意味で、月に対して死を連想し畏怖しているのが分かります。

日本書紀においても月を神格化したものとして「月読尊(ツクヨミと読みます)」がいます。

月読尊(ツクヨミ)の逸話としてあるのが穀物の起源です。

保食神という神様が月詠尊をもてなそうとして口から飯を出したところ、月読尊がその行いを穢らわしいとして剣で刺し殺してしまった。

その保食神の死体から牛馬や蚕、稲話が生まれた。

という話です。このことから月読尊つまり月が豊穣とかかわりがあることが窺え、死と再生の輪廻を表しています。

また、かぐや姫の発言から月の都は穢れの無い理想郷のように語られています。

これは仏教・浄土信仰の死後の世界の一つとして有名な極楽浄土に酷似しています。

極楽浄土とは俗界から離れた清浄な土地であり、一切の苦が無いとされている場所です。

それぞれ地球と月、この世とあの世という対比において穢れという概念で区分されているのが分かり構造が似ています。

3.「不死の薬」は毒を表す

かぐや姫は別れ際に手紙と薬を残します。

この薬は不老不死の薬とされていますが、捉え方によってはその逆で毒だったのではないのかと推測できます。

一人の天人のかぐや姫への発言で「穢い所の物を召し上がっていたのでご気分が悪いでしょう」

という言葉があり薬を渡そうとしますが、これは薬を使えば「穢れ」が無くなることを意味しています。

竹取物語では穢れとは地球に存在していることを指しています。

つまりこれは、肉体を捨て魂だけの存在となることで地球から離れ不老不死として月の世界で暮らしていくということを意味すると考えられます。

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