ステレオタイプの意味とは?心理学での使い方を具体例で解説!

ステレオタイプ 意味

  • 会社で会議していたら「それはステレオタイプ的な考え方だから…」と言われた。これってどう言う意味?
  • ステレオタイプの具体例にはどんなものがある?
  • そもそもなんで「ステレオタイプ」と呼ぶ?言葉の語源や由来は?
  • 一般的に言うステレオタイプの意味と、心理学でいうステレオタイプの意味はどう違う?

この記事では、「ステレオタイプ」という言葉の意味についてくわしく解説します。

一般的な慣用句としてのステレオタイプの意味や具体例だけでなく、心理学でいうときの意味についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ステレオタイプの意味とは?

ステレオタイプとは、ごく簡単にいうと、社会一般に浸透した先入観や固定観念のことをいいます。

例えば日本人の「ロシア人」というとどういう人たちをイメージするでしょうか?

「毎日ウォッカを飲んでいる人たち」
「とっても寒いところに住んでいる人たち」
「無表情でなんだかとっつきにくい人たち」

というイメージがありませんか?

こういう「〜といえば〜」というような考え方のことを、ステレオタイプと呼びます。

上の例は「ロシア人のステレオタイプ」とか「ステレオタイプ的な意味でのロシア人」の例ということになります。

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ステレオタイプの注意点

ステレオタイプは、会話や文章の中で相手との共通のイメージを引き出す上ではとても便利です。

一方で、ステレオタイプにあまりにもとらわれてしまうと、話題となっている人や事象の実際の姿について誤解してしまう可能性があります。

例えば、上では「ロシア人といえばお酒に強い」というステレオタイプを紹介しました。

しかし、実際にはロシアという国はお酒に対する規制が日本より厳しく、夜はお酒の販売が禁止されている程なのです。

そのうえ、テレビコマーシャルなどもお酒の宣伝はNGとされています。

我々、日本人が持っているイメージと全然異なりますよね。

このように、正しい事実とは異なり、先入観や固定観念だけで物事を見て判断してしまうことを「ステレオタイプな考え方」と表現するのです。

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ステレオタイプの語源由来

ステレオタイプという言葉の語源由来についてですが、実は印刷技術の言葉が語源となっています。

印刷をする際に使われる鉛製の原版を、ステロタイプと言います。

印刷は、原版を紙などに刷って文字や模様を映し出すことですよね。

つまり一つの原版があれば、それと全く同じものを何枚も複製することが可能になります。

ステレオタイプという表現はこの複製可能な印刷技術を比喩し、みな同じものができあがるという所から来ているのです。

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ステレオタイプの類語

ステレオタイプの類語(意味が似ている言葉)には下記のようなものがあります。

ステレオタイプの類語(似た意味の言葉)


  • レッテルを貼る
  • 偏見
  • 思い込み
  • 紋切り型
  • 既成概念
  • できあい
  • ラベリング

いずれの言葉も「あらかじめ持っているイメージに従って相手を見る」という意味があります。

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ステレオタイプの反対語

ステレオタイプとは全く反対の意味を持つ反対語としては、以下のようなものがあります。

ステレオタイプの反対語


  • 独創的
  • オリジナリティ
  • フレキシブル

既成の考え方(ステレオタイプ)にとらわれず、独自の見方をすることを指します。

なお、フレキシブルとは柔軟性があるという意味で、昔からあるイメージにとらわれずに柔軟に考えるという意味です。

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ステレオタイプの心理学での意味

上ではごく一般的なステレオタイプの意味について紹介しましたが、この言葉は本来は心理学に由来する言葉です。

心理学でステレオタイプという場合には、物事に対しての差別や偏見の根底にあるもの、ということを意味しています。

例えば、日本に旅行に来ている外国人のマナーが悪いと感じた時、その外国人の国民全体をマナーが悪い国だ、という印象を抱いたことはないですか?

正確にはその人のマナーが悪いだけなのに、その国民全員がそうだ、と決めつけてしまうことがあると思います。

心理学では、このような根拠なき差別や偏見の根底には、先入観や固定観念と言われるステレオタイプが存在していると言われています。

このように、ステレオタイプとは心理学でも使われている言葉なのですね。

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ステレオタイプにはどのような弊害がある?

そんなステレオタイプですが、弊害もあります。

上で説明してきたようにステレオタイプとは、先入観や固定観念に縛られてしまう事を言い、それだけで判断してしまうと弊害が生じる可能性があります。

社会のものごとには、ひとつの側面だけでは正しいのか間違っているのか判断できないことがたくさん存在しています。

様々な角度からものごとを観察し、情報を集めた上で判断するのが正しい判断と言えますよね。

しかし、第一印象などの限られた情報だけで決めつけてしまうステレオタイプは、時として正しい判断をする為の弊害になってしまうのです。

ステレオタイプとは使い勝手が良い便利な言葉ですが、慎重に使うべき言葉だとも言えるでしょう。

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ステレオタイプの具体例と使い方

私たちの社会では「ステレオタイプ」といえるものがたくさん存在しています。

以下では典型的なステレオタイプの具体例について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ステレオタイプの具体例①:血液型

血液型によって、その人の性格が決まっているというのは昔からあるステレオタイプの一つです。

A型の人はキレイ好きで、O型の人は大ざっぱ、など、どこかで聞いたことがあるかもしれません。

ですが、血液型によってその人の性格が出るという科学的な根拠は存在しません。

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ステレオタイプの具体例②:人種

人種によっても、ステレオタイプによる決めつけが存在します。

海外では、肌の色によって差別や偏見が発生しています。

肌の色はその人の特徴のほんの一部に過ぎません。

ステレオタイプの具体例③:性別

性別についての先入観は、ステレオタイプの最たる例と言えるでしょう。

「男の癖に泣くな」や「女なんだから家事くらいできないと」、などと言うのは性格によるステレオタイプです。

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まとめ

この記事ではステレオタイプという言葉の意味についてご説明しました。

ステレオタイプについては、以下のような事柄を理解しておきましょう。

  • 社会全体に浸透した先入観や固定観念のこと
  • 印刷で使うステロタイプという原版が語源となっている
  • 心理学でも使われる言葉である
  • 使い方によっては弊害もある言葉である

正しく理解して、適切に使えるようになりたいものですね。

この記事を通して、皆さんの理解が深まれば嬉しく思います。

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